台北は街中台所  〜吃吃看

台湾の首都台北にはいたるところに食べ物屋がある。それは、街の目抜き通りにずらーっと並んでいたり、本当にせまい路地裏に屋台や小さな店舗があったりする。台湾はその昔中国大陸の様々なところから渡ってきた人も多いので、食べられない中華料理はないといわれている。そしてこの台北で各地の中華料理が一度に味わえるのは世界でここだけなのだそうだ・・・

  フードコート〜美食街〜
さて、台湾に到着したけど何を食べようか・・・というときにお勧めなのがデパート地下のフードコート!
手頃な値段で中華から洋食、日本食まで大体なんでもそろっている。
食事が終われば今度はデザート巡りってのもOK!どこのフードコートもきれいなので初めからアジアンチックな雰囲気はいやだわーという人にはなおのこと。ここで食べもの屋のムードになれてから
ディープなところへ繰り出すのも悪くない・・・

ちなみに私がいつも台北についてすぐお腹を満たすデパチカは“環亜百貨公司” 台北東部南京東路3段にあり、MRT南京東路站からわずか1〜2分のところ。去年3月に行ったときは残念ながら改装中だったけど、11月に行ったときにはきれいに生まれ変わっていた。入り口前で配っていたクーポンをもらって、その中から私はNT$120がNT$99で食べられる“印尼炒飯(ナシゴレン)”を食べた。味はとってもグー!あとお勧めなのが“鳳梨炒飯(パイナップルチャーハン)NT$100”飲み物は“珍珠ナイ茶”がわりかしイイ。
そして左の写真にもあるようにたこ焼屋までお目見えしていた。

デパチカといっても味は悪くないので(普通のお店と変わらないかも・・・)
清潔なところで快適に食べたい人はこっちのほうがいいかも。
あと台北駅前の新光三越のフードコートは巨大でヘタな屋台に行くより合理的な感じ。フードコートはほとんどの百貨店にあるのでこれも台湾名物と思って試してみるのもいいかもしれない。

  屋台 〜地灘料理〜
台湾の食の醍醐味といえばやはり屋台料理!安い!早い!美味い!日本の吉牛の役割は屋台が全部
はたしてくれてる。日本人にとって「ちょっと・・・」というようなものもあるけど、台湾料理は日本人の口に合うのでおいしいと感じられるものも多いはず。ひとつの料理の値段はNT$10〜食べられる。
士林夜市
台北でも最大の常設の屋台街(左の写真)
ここは食べものの屋台街は一つにまとまっててわかりやすいのだが、ここにたどりつくまでが容易じゃない。ちなみに私は2回迷ったことがある。特に混雑時は歩くのもやっとなので、夜市メインの通りを歩いてたら「夜市飲食部」(?)という小さな看板があるのでこれを見逃さずに左折すると現れてくる。

屋台街には60近い常設屋台が軒を連ねている。何を食べていいか迷ってしまうが、かなりの呼び込みも激しいのでその中でも一番強引な店で食べるのもいいと思う。そういう食べ方をして今まで失敗したことはないので・・・その活気を見て歩く感じで食べるのは軽めにしといたほうがいいかも。じゃないと食いすぎてあとで後悔することになる可能性も・・・

ここでの私のリコメンドは「牛肉麺」そして「スープ類」デザート系も○ まだ挑戦してないのが「烏龍麺(台湾風うどん)」。逆に試したくないのが「臭豆腐」食べたらそうではないとはわかってるんだけど、あの匂いをかいだら無理。日本人でもはまってる人はいるみたいだけど・・・

食器や箸は全て紙皿、割り箸なので心配することもない。ただ、牛排(ステーキのこと)の店では鉄板で出てくるし、ナイフとフォークははっきり言ってきれいに洗われてない。だから自分でフォークの置いてあるところに行ってきれいなのを探して持ってくるのが無難だろう。

饒河街観光夜市
ここは一本の道の中に食べ物屋がバラバラに点在している。私はあまり食べ物屋には魅力を感じなかった。特に士林を一度でも訪れたらお粗末に感じる。でも、基隆路側から入っていって右手にあるカキ氷は今まで食べた中で一番おいしかった。氷もオーダーを受けてから削るし(台湾ではカキ氷がよく出るのであらかじめ削られてて削りも粗いのが多い)、氷のきめも細かい。

 レストラン 〜餐庁〜
市内にはいろんなレストランがある。手頃なところ、高くて手が出ないところ、ほんとにいろいろ。
私はそんなに巡ったことはないけど、概していえるのは“台湾料理”ならどこに行っても失敗はない。けど、日本人に有名なお店(ガイドブックに出てくるようなベタベタな店)はやはり日本人の口に合っていると言える。
ここでは台北中にある様々な中華をあげてたらきりがないので、私がおいしいと思ったベタなお店を書こうと思う。

梅子餐庁 (メイズ ツァンティン)
鼎泰豐 (ディンタイフォン)
青葉 (チンイエ)
金鳳庁 (ジンフォンティン)
梅花庁 (メイホワティン)


台湾料理は薄味で食べてても飽きがこない。でも濃い味好みの人は少々物足りなく感じるかも・・・
でも、せっかく台湾に来たのならその土地の味を味わうのが良い。何回か食べてるとそれに満足するようになる。

 デザート 〜甜点〜
台湾はまたデザートの宝庫だと思う。今日本でも流行っているあの飲み物“珍珠〔女乃〕茶も台湾生まれのドリンク日本にもっと入ってきてほしいデザートや飲み物はまだまだわんさかある。味も甘すぎずちょうどいい。

珍珠〔女乃〕茶 (チェンジュ ナイチャ=パールミルクティー)
あの黒いもちのような丸い粒が入って、太いストローで飲むおいしいミルクティー。
台北には至るとこにスタンドドリンクショップがある。でもそこによって味が違うので、当たりかはずれか飲んでみるまでドキドキ!値段はどこもだいたいNT$40〜50くらい。
木瓜牛〔女乃〕 (モーグア ニウナイ=パパイヤミルク)
これは以前からよく飲まれてる飲み物。注文を受けてからミキサーにパパイヤをどっさり入れ、氷、砂糖、牛乳を加え一気にミキシングする。出来上がったばかりのパパイヤミルクは泡が立っていて、コクがあり甘くて口じゃ説明できない。なんで日本にないのよー!!NT$40〜60くらい
〔包リ〕氷 (バオビン=カキ氷)
これは初めて台湾に行ったときにファンになった。日本のとは違い、上に様々な具がのっていて最後に甘いシロップをかける。具は小豆、やわらかいナッツ、芋のもち、白玉、フルーツに珍珠茶にも入ってる黒いもち、粉圓などがある。“任選四種”といって4種類のトッピングを自分で選ぶ。日本との違いに病みつきになる人も多いはず・・・
NT$50前後    カキ氷の写真を探したがいいのがなかったので、17の時の台湾旅行にて・・・画像参照
紅豆沙 (ホンドウサー)
あずきを煮たもので日本のおしるこに近い。あったかいのと冷たいのがあってそのときの気分で選ぶと良い。
甘さ控えめ・・・NT$30〜40くらい
柳橙汁 (リウチェンヂー=オレンジジュース)
ただのオレンジジュース・・・でもその場で絞ってくれるからとってもフレッシュ!
なんのへんてつもないから私は飲んだことないけど・・・ダイナミックさはちょっぴりアメリカン。

他に愛玉や花生牛〔女乃〕(ピーナッツミルク)、各フルーツジュースも豊富。果物で、無いジュースないというほどすごい数・・・中にはスイカジュースなど飲みたくないものもある(だって名前が“西瓜汁”なんだもん)。