台湾人は話し上手 〜語言


台湾に行って言葉の心配はいらない。なぜなら日本語を上手に話す人が多い。
多分世界中で一番日本語が普及しているところであろう。
昔、60年間台湾は日本だった。統治期間はどの国よりはるかに長く当然日本語を操れる人々が多い。そうそう観光をしてて困ることはないと思う。



 日本語を話す人々

60歳以上の人ならまずほとんど話せる。私も今まで観光中何度も話しかけてきてくれた。
そんな年配の方じゃなくても、若い人でも日本語を勉強している人が多い。
日本語を教える語学学校も多くあり、台湾では日本語と英語がセットと言う感じだ。
街でよく見かけるのは“地球村”という学校、これはいたるところある。

帰国の日空港に向かうバスの中である女の子の学生に話し掛けられた。「あのーいま日本語を勉強してるのですがー、お話してもいいですか?」「もちろん!」といっておしゃべりをした。
彼女もあまり日本語をよく解すわけではないので、私の中国語とダブルでおぎないながら楽しい時を過ごした。
彼女が言うに、日本語をやっているかどうかで入れる大学や成績も決まってくるらしい。
そして仕事も・・・そして私も将来日本に留学に行きたいと言っていた彼女はこれから短期留学から帰ってくる彼氏を迎えに空港へ向かっているところだった。


 レストラン 商店

まったく問題ないと思う。レストランは特に商売のために言葉を勉強している人も多いので流暢に話せなくても充分事足りる。
商店の場合もある程度日本語をわかる人がいるのでだいじょうぶ。

もしわからなければ、英語ジェスチャー漢字、いろいろな方法でコミュニケーションがとれる。

 流行り

台湾ではますます日本ブームになっている。それに伴って日本語を使うことも一種の流行になっているところがある。普通に現地女の子同士が話していても「カワイーネー!」などの言葉を聞く機会もあるし、CMなんか見ていても至るところで「すごーい!」「いいねー」「なんでー?」などの言葉を耳にする。下の写真にあるように「私の色」の“”の字なんかはいちばん普及している文字と言える。いろんな看板でこの“の”の字を目にすることができる。読めない人はまずいないだろう。中国語でも所有格の「」という言葉がこの「の」にあたるのだ。それに色と言う言葉も日本語であろう。中国語の「」は普通「顔色」、「」は「」なのだから・・・
全てオールジャパニーズ看板。
そのほかにも、日本の影響で発生したことばも数多くある。
タクシーの運転手は「運将(うんちゃん)」というし、「便当(ビエンダン)」は発音こそ違うものの、弁当と言う意味だ。
それ以外もっともっとあって街を歩いているだけで面白い。






 心得

いくら日本語が通じるからと言ってむやみやたらに日本語を使うのはあまり感心できない。
日本にいる欧米人を思い浮かべてみればわかるが、こちら側にとってとても大柄に感じる時もある。やはり、カタコトでもかまわないからすこしでもその現地の言葉をおぼえていって機会があればそれを使ってみる、というのが旅行をもっと楽しくすることなのではないかと思う。
それにやはり中国語を使うと、喜んでくれる人も多い。無愛想だった人も急に変わる人も・・・
私はそれでレストランでサービスしてもらったことが何度もある。
どの国でも、頑張って話してる言葉ってうれしいものなのだー。