トイレどうしよう・・・ 〜洗手間 廁所 化粧室〜
台湾は日本統治時代にいろいろな建物や鉄道、道路を造った。
都市機能として欠かすことのできない「下水道」の工事も推し進められた。植民地になったところというのは本国より進んでいたりする。香港を思い浮かべればわかるが、イギリスにはない近代的なビル郡が林立している。そのことから台湾の上下水道は日本よりもっと普及していたことになる。あと、トイレのことを“一号(イーハオ)”とも言うらしい。
トイレ事情
下水道は日本より先に普及してたとはいえ、それは昔のこと。
台湾ではほとんどどこに行っても水洗だが、下水事情はよくないと言われている。紙を流すと詰まるところもあるため、紙を捨てる箱が別に用意されていたりする。
トイレは選ぶ必要がある。
トイレ選びのポイント
いちばん良いのがホテルのトイレを使用するということ。ホテルのトイレはどこでもこまめに掃除をして清潔を保っている。またトイレはそのホテルの質にも関わるので、神経質に管理されているところも多い。
次に気軽に利用できるのがデパートのトイレ。ほとんど日本のデパートと同じなのでどのフロアーにもあり困ることはない。
そして少々お金は必要となるけど、もし近くに使えるところがない場合は“ファーストフード”のお手洗いは便利。
使える“地鉄站的洗手間”
それは台北市内を走っているMRT(地下鉄)
全駅にトイレがあるので出かける際には改札を出る前に済ませておくのがいちばんベター。しかもできてそんなに日がたってないのでヘタなトイレよりきれいだったりする。特に台北西部、夜市に出かける際にはしたくなくても・・・
ほとんど改札の中にあるので出たあとからでは遅い。
エリア別ポイント
中山北路
ここは最も用を足すのに困らないところ。ストリートには有名ホテルが点在し、買い物するところもあるのでおもいおもいの“厠”に駆け込めばいいだろう。おすすめはやはり“昌華酒店(リージェントホテル)”。そのあとは地下のショッピングモールや免税店をゆっくり散歩すればいいと思う。
台北駅周辺
ここも数多くのホテルやデパートがあるので問題ないと思う。三越は使いやすいがあまりきれいではない。ヒルトンのトイレに入ろうとしたのだが1階にはどこにも見当たらなく、結局仕方なく、ホテル隣にある(地下に下りていく)“美食街”にあるトイレ(ちょっと入り組んでいてわかりずらい)を使った。そこは普通にきれいという感じ。少なくても三越のトイレを使うよりいいかも。
市西部
台北の西部、ある場所を抜かして下町みたいな感じなのでトイレ探しはぐっと難しくなる。
どこかお店に入って借りたり、公園のトイレを利用するしか仕方ないこともある。
士林夜市
なんてったって夜市がいちばん困る。個人の店舗や屋台が集まっているからトイレがない。
そしてあっても貸してはくれない。
もし、トイレらしきものがあったら入っといたほうがいい。あとでと思っていたら見つからなくなる恐れがある。〜迷路のようなところだから・・・〜
以前私と女友達はどうしようも我慢ができなくて必死で探し回っていた。でもこんなにたくさん店があるのにひとつも見つからない。そして一本外のちょっと大きい通りに出た。そこにあった服屋“A&D(エアロ&ドローム)というお店で我慢しながら私は服を買った。ついでに聞いてみた。「トイレありますか・・・・??」、彼女の言葉はあっさりと「没有」だった。もう限界だったので「この付近でトイレありますか?」すると彼女は道路の向かいにあるガソリンスタンドを指差し、あそこにあるという。でも・・・いいのかしら?と思い、「我們可以使用〔口馬〕?(使ってもいいんですか?)」と聞いたら、何を聞いてんだろうってな顔で「没問題(だいじょうぶよ)」と言った。その言葉を信じてG.Sのトイレのところまで行ったらみんな並んでた。あ〜なるほど、これがこの辺の普通なのね、と思い用を足した。はっきりいって“汚い!”できることなら使いたくないと思ったがここより他はない。女便所も相当なものだったらしい・・・口にはできないものや紙が散乱してたようだ。
私も友達もその間呼吸を止めていた。
場所は憶えてないが、多分基河路のとおりに面してたと思う。基河路は屋台街側を抜けた大通り。 |