日本ブーム!? 〜哈日族



台湾ではここ最近日本ブームを感じる。私が11前初めてこの国を訪れたときには目にすることがなかったものが容易に見ることができるようになった。それは音楽であり、テレビであり、雑誌であり、食べものだったりする。とにかくうれしいものなのです。ここまで共有できるって・・・ちなみに、台湾では日本好きな人たちを≪哈日族(Ha ri zu≫という。

西門町で見かけた『ちびまるこちゃん』の花輪君とみぎわさん
多分服屋だったと思う。



 テレビドラマ CM

ここ数年、日本の電視連續劇(テレビドラマ)が流行っている。以前から日本のテレビは見られていたけど、違法にコピーしたビデオがレンタルで貸し出されていてそれをみんな見ていた。現に台湾人の友達の家で無理やり見せられた覚えがある。でも今は正式に放送権を日本から買って放送している。だから昔より断然いろんなものがグレードアップして見られるようになった。
今ではほぼリアルタイムで見られるドラマもあって、それ以外の昔のも台湾に行くたびに目にする。もちろんアニメもいろんなものが放送されている。
CMは日系企業のものが多いせいもあるけど、“ポカリスエット”のCMなどは日本のをそのまま流しているし、CM挿入曲も同じ。花王のコマーシャルはむこうで作られてるけど、最後にその会社名をメロディーにのせて締めくくるというのは世界中どこでもあるけど、花王の場合、最後に『ホワ〜ワ〜ン♪(花王)』と歌われている。あと日本のではないけど、台湾に“E−phone”という携帯のCMがあった。しかも映像があの藤原紀香がやっていた“J−phone”のといっしょなのだ。何がいっしょってあのどこもかしこも紀香だらけになって、取り残された人が紀香に「おまえ違うの〜?」といわれるやつ。むこうの女優が演じてセリフこそ中国語だが言っていることは全部いっしょ。「難道〔イ尓〕不是E−phone〔口馬〕?おまえE−phoneじゃないの〜?」と言ってる。しかも日本のJ−フォンとは何の関係もないらしい。その会社は“台湾大哥大”という台湾の大手携帯電話会社だ。むこうに行ったらずっとテレビを見てても飽きない。


 雑誌

このように日本の雑誌が並んでいる。しかも全部日本語で書かれた直輸入版なのです。『CDでーた』『Tokyo Walker』『POTATO』なんてものもある。とにかく揃わない雑誌はないというくらい豊富にある。そして正式に“台湾角川書店”から発行されてる『Taipei Walker』がある。私は最初見たときびっくりした。Tokyo Walkerかと思ったら、まぎれもなく“タイペイ”だったから。しかも表紙は「常盤 貴子」だったし、常盤貴子からのメッセージも台湾大地震で被害を受けた人たちに彼女自らが送ってるものなのですよ・・・。
内容は日本とほぼ同じで食べ物特集とか温泉特集、うらないに番組表・・・作り方はそのまま日本式。まー角川がだしてるからねー。でも、台湾版は日本のイケテルスポットとかも載せている。言葉はわからなくても見ているだけでおもしろい。これはチャイニーズで書かれているけど、他の雑誌はみんなどういう風に見てるのかな・・・


左の写真は西門町にある≪雑誌瘋 Mag freak≫という雑誌専門店店内はぜ〜んぶ雑誌で埋め尽くされていて楽しい。去年の11月に台湾旅行したときにいったらあった。聞いたらできたばかりだと言ってた。2Fには日本のアイドルのブロマイドも置いてあったりする。


 音樂


音楽の面でもその影響は大。レコード店にはJ−popコーナーがあってその売れ行きも好調。最近は日本でヒットしているものはそく台湾でも購入可能。しかし、ランキングはどこに行っても国によって違うので、例に漏れず台湾でも異なってる。「えー、こんな人しらなーい」って人もいる。あと、この人1位なんだーと思うものある。まだ顔で選ばれてるところもあるので、イケ面勝ち・・・といったあたりであろうか。あと、台湾でも香港でも中国でもどうして日本のが流行るのか考えたことがある。するとこれらの国にはノリのいいキャッチーな楽曲が少なかったりする。だからアムロちゃんも大ヒットだったのかも。。。香港では一日に5回くらいアムロちゃんのビデオクリップが流れていた。香港も台湾もバラードが中心でそういう歌にはかなりいいものがたくさんある。だから必然的にないものを求めてるのかな・・・?

海賊版

それも香港同様、数多くあるのも事実。私がはじめて台湾に行ったころに比べたらだいぶ良くなったと思う。そのころは著作権なんてあったもんじゃない。最近はレコード会社を通した正規版が多くなってる。でもいまだなくなってない海賊版、ジャパンベストヒットってなCDがあって12〜3曲の様々な人の最新ヒット曲が入って値段はNT$150前後(日本円で500〜600円)。普通にシングルで買ってたら1万をゆうに超えるからかなり安い。音質は前より向上している。ただ、エラーも多いのも事実。
日本に海賊版を持ち込むことは禁止されている。また見つかった場合は没収されることもあるので注意。といって見つかったことはないけど・・・でも、買っちゃダメよ!(^_^;)


 日本食

以前から刺身も食べられてたし、フードコートではカツ丼も天丼も食べられる。多分世界中で最もまともな和食が食べられると思う。しかも特別なことではなく、日常普通に食べられていることも多い。ただ、中正国際空港の地下のフードコートで食べた天丼は「はぁ〜、これって・・・フリッター?」と言った感じで海老天がアメリカンドッグに変身してたのも事実。
最近は日本のラーメン『日式拉麺』が流行っているらしい。あちこちできていて、札幌、博多、熊本、喜多方、東京といった日本各地の味もあるとのこと。最初のころは忠実な日本式のラーメンが流行ってたけど、近頃は台湾風にアレンジされたものが受け入れられてるという。ちゃんとした日式ラーメンは日本から空輸されたものもあるが、基本的に現地の麺はやわらかめなのだ。というよりソフトなほうが好まれる。食べる時はレンゲを用いたりしてくれぐれも騒がしい音を立てないように・・・。


 ショップ

日系のショップも充実してて、モスバーガー ロッテリア そごう 三越 珈琲館 紳士服の青山などがある。ちなみに写真はあの『ハンズ』台湾では「ハンズ手創館」というのか・・・
モスバーガーは台北市内に27店舗、台湾全土に35店舗ある-2000年8月現在-
本当にどこに行ってもお目にかかる。珈琲館も店員に聞いたところ、現在9店舗あると言っていた。珈琲館に入るとまず「いやっしゃいませー」続いて「歓迎光臨」と日本語に続いて中国語と2カ国語で歓迎を受ける。帰りも同じ。など、すばらしい?サービスを受けられる。

あと、マイナーなところでは西門町に東京に何店舗もあるケーキ屋“サンメリー”があった。でも、台北のサンメリーはケーキはもちろんあるけど、ほとんどファミレスだった。だだっ広い店内は店員が注文を取りに走り回っている。私はアイスカプチーノ、彼はアイスティを頼んだだけだったが、えらくくそまずかった・・・
料理の味は知らないけど、どーなんだろう・・・?知ってる人がいたら教えてください。