ユナイテッドエアラインの台湾線復活により、今回マイレージでしかもビジネスクラスで7回目の台湾に行くことができた。


なにぶん、アメリカ系の航空会社東京を7時に発ち、台北着は1時間の時差があるため、10時に中正国際機場に到着した。こんなに夜遅くついたのは初めてだからちょっとあせる。飛行機があるうちは交通機関も銀行もぜんぶあるのであせる必要はないんだけど、なんだか落ち着かない。急いで両替をして、いつもの飛狗巴士(フリーゴーバス)のチケットを買い、ちょうど良く出発しようとしているバスに飛び乗った。

そして約50分乗ったのち、中華航空公司停留所に到着。そのとなりにはいつもお世話になっている私たちのホテルがある。そう
『ウェスティン台北〜六福皇宮〜』だ。早々にチェックインしてこれまたスターウッドメンバーカードによりジュニアスイートへアップグレードしてもらい、朝食もタダ。部屋に行くといつも泊まっている部屋より広かった。ちゃんとウェルカムフルーツも用意されてたし。

しばらくするとちょっと小腹が空いていたのでどこかに食いに行こうと提案した。ガイドブックで開いているお店を探してみると林森北路に『台南大胖担仔麺』があるのでタクシーで行ってみた。ホテルから車でわずか3〜4分のところなので便利だ。そこで担仔麺とゆでたイカ、そして茹で野菜を食べた。味はとっても日本人好みで、香菜をいるかどうか聞かれる。無論私たちは好きではないので入れないが、担仔麺の味付けがあっさりとしていて、それでコクもしっかりあるのだ。イカもしょうが醤油みたいのがかかっていて、へんなくせもない。茹で野菜はA菜といって、アジアでは普通に食べられているやさいだ。それに上からタレがかかっていて、おいしかった。それこそここは軽く食べるのに良いところだ。小腹がすいたとき、飲んだ後にいいだろう。二人で全部で240元(日本円で850円くらい)ちょっとだった。台湾について初めての味に満足でホテルに帰った。もう1時をまわっている。明日もあるから急いで寝なきゃ!と思いながらも疲れてるからとお風呂にお湯をい〜っぱいに満たし、日本から持ってきた入浴剤を入れゆっくり使った。あっという間に2時もまわってしまった。本当に寝なきゃと思い急いでベッドへゴー!無理やり寝た。
こうやって瞬く間に1日目は過ぎていった。
エレベーターホールにて

2日目

まだかなり眠いのに7時半近くには起こされ、ホテルの朝食を食べに行った。普段朝食は外にいって食べていたのでここで朝食をとるのは初めてだ。やっぱり高級ホテルだけあって、数々の料理たちが並んでいた。雰囲気的にはウェスティン京都に近かったかな・・・。一通りのものをとって、さらに私がいつもホテルに泊まると”ホテルブレッド”が一番気になるのでそれらを何個も取って食べた。とてもおいしかった。本当にホテルのパンってどうしておいしいのだろう。必ず、どこかに行ったらそのホテルのパンとケーキを買うようにしている。

食事が済んで、さあおでかけだ。ホテルを出て道路を渡るとジュースバーがあるのでそこで木瓜牛女乃(パパイヤミルクNT40)を買って飲んだら今までで一番おいしいところだったかもしれない。ハッピーな気分で来來シェラトンホテルに向かった。彼がワイシャツをオーダーメイドしてもらうのでそこの地下へ行って注文したのだ。そして、この旅で一番失敗だったこと、ノートPCを持っていったのはいいのだが、肝心のアダプターを忘れてどうにもしようがない。そこで来來のとなりにある、T−zone(日本にもあるパソコン関係のショップ)に行って、アダプターがないかどうか聞いてみた。しかし残念ながらそこにはなかった。店員さんが何人も集まってくれてみんなできいてくれたりした。
すると、電脳街に行ったらもしかしたら・・・・というのでそこにいってみることにした。

初めていくところだ。確かにすごい件数のお店が並んでいた。その中でも紹介されたのが光華商場といういろんなお店が入っているところだった。一軒一軒聞いてみたがそれはなかった。仕方なく外に出てたくさんお店が並んでいるところにも聞いてみたがなかった。あるところでは「これは特別なやつだからないね」また、あるところでは店員さんがこういった。ソニーのPCは台湾にはないわよ。え〜!そんな・・・以外にもPCの市場には入り込んでいないみたいだ・・・。あんなにデジカメでも電化製品でもたくさんあるのに・・・
仕方なく苦肉の策として、電流とか電圧が近いやつを買おうということになって、いろいろ探して限りなく近いやつをかえた。しかし後の話しだが、ホテルに戻ってPCにつけようとしても差し込めない。大きすぎた。それならこれはどうだとホテルの何かについていたアダプターを外してつけようとしても今度これもサイズが違う。それぞれ大きさがあるんだな〜とおもった。結局無駄な労力をつかっただけだった。

昼には恒例の鼎泰豊(ディンタイフォン)に行って昼食を取ることにした。ここもいつもくるとたのむものが決まっているのでそれらを注文した。蛋炒飯80NT$(たまごチャーハン)炒青菜130NT$(野菜炒め)小龍包175NT$ 豆沙小包100NT$(あんこをショウロンポウの皮で包んで蒸しあげたもの)を食べた。ここの味付けはやっぱりパーフェクトだ。どれを注文したって失敗がない。多少店構えのわりには値段は張るが、充分許せる。

一度ホテルに戻ってからいつも行くお茶屋にいくことにした。中山北路にある『新純香』だ。ここのお茶は絶対におすすめ。そしてなによりいいのが王さんという女の人だ。王さんは日本に留学経験もあるため日本語も上手だし、雰囲気もやんわりとしていてどこかおしとやかな日本人に似ている。懇切丁寧にお茶のことを説明してくれるし、たくさん試飲もさせてくれる。かといって、商売っ気を出してくることもない。よく中華圏の国というのは商魂たくましいというか、すごいしつこく売りつけてくることがある。売れるものはどんどん売っておけ!という感じの商売だ。そういうのがこの人にはないのがまたいいところ。そして値段も手頃で良質のお茶が買えるのだ。普通結構騙されて買う日本人も多いと思う。そんな値段するはずもないのに、下のランクのお茶ですごく高いとか・・・逆にここは、このお茶がこの値段で買えるの〜??と驚いてしまう。もちろん、烏龍茶は奥が深いし値段もピンキリだ。ひと言ではいえないけど、私はここが一番好きだ。今回私はお茶を1キロ半、彼は2キロ半くらい買った。しばらくはもつだろう・・・

夜ご飯は中山北路にある三越の上に入っている台湾料理レストラン『欣葉』へ。
ここもよくガイドブックにのっているけど、やっぱり安くて美味しいと思う。お腹いっぱいおいしいものが食べれて値段が手頃。台湾の家族がいくようなレストランだろう。そこでおいしいのが菜哺炒飯(切干大根炒飯)炸豆腐(揚げ豆腐)やきそば、そして菜哺蛋(切干大根卵焼き)だ。さすが回りをみると日本人がいる。やはりガイドブック効果か。

食後その足で、MRT(地下鉄)に乗って、士林夜市に行った。一通りCD屋とか服屋で買い物したあと、新しく
屋台街が移ったというのでそこにいった。すぐ駅のまん前にある。さすがに昔からあったところは台湾の人たちも汚くていやだったらしい。そこで衛生も考えて台北市が移動させたらしいのだ。確かにきれいだった。整然として食べ物やたちが並んでいる。でも私はあの雑多とした感じも結構好きだったけど。その中の一軒で台湾の一般的なデザート花生豆花(プリンみたいな豆腐みたいなのにナッツとシロップをかけたもの)を食べて、またパパイヤミルクを買ってそのままタクシーに乗り込んで、ホテルへと帰った。週末、金曜日だけあって人がすごい。私は人ごみにながいこといるのが苦手だからそうそうに引き上げたのだ。もう夜12時も廻ってたけどね・・・結局この日もまた遅くなって眠りについた。