台湾旅行記




5/5 第3天

この日は7時半に起床して、朝ご飯を食べようと南京東路を歩いていた。しかしこのあたりビジネス街、店があまりなくここからだとタクシーで中山北路に行って食べるか、はたまた違う街へ行くかどちらかだ。しかし、何度かこのホテルに泊まっていると、お店もなんとなくわかってくるものだ。だから、以前から気になっていたところに行くことにした。

 そのお店は前にも書いたアジアワールドデパートの裏のほうにある店だ。気軽な食堂といったあたりだ。そこはもうすでに営業しているようで安心した。けっこう10時からとか10時半からというお店も多い。
中に入ると4人の日本人らしきおじさんたちが食べていた。私たちは何を食べようか迷ったが、海鮮粥というのをたのんだ。あと、饅頭も注文。蒸したての饅頭はとてもおいしく、朝になにも入っていない饅頭は胃にもやさしい。
 
 出てきた海鮮粥はいろんな、エビやらイカやら貝やらたくさんの野菜も入ってて味もしっかりついている。私はやっぱりこういう味のあるおかゆのほうが向いている。とてもおいしかったが、量が多い。私は少しだけ残してしまった。饅頭も食べたから仕方がないか・・・。

 それから昼は、本当は昨日行こうと思ってた鼎泰豐(ディンタイフォン)に小龍包を食べに行くことにした。もう何度も行ってるが、交通のアクセスが悪いので今回もタクシーで行くことにした。
 
 タクシーでゆっくり探してたら人だかりができてるからすぐわかった。でも以外にすぐ入れた。前回来たときより早かった。なぜだろうと思いながらも、最上階4階まで階段で上がらされた。

 席についたらいつものメニューを注文した。小龍包を2つ、炒青菜、蝦餃子、焼売、前食べておいしかった蛋炒飯(たまごチャーハン)そしてあんこの饅頭を注文した。さほど待つこともなくでてきた。いつものようにおいしくいただいた。友達が「味が落ちた。最初に食べた感動はない」とメールが来たけど、私は変わらずおいしかった。なんたって世界十大レストランに数えられていて、アメリカの雑誌にもとり上げられていることと、一籠170元という決して安くない価格設定が私の中での価値を保持させている。確か、2人で800NT$ちょっとだったと思う。

 しかし、鼎泰豐の会社にご要望!「ちょいと〜、あんた!こんなに大盛況でこんなにくそ高い金とりやがってるんだから、もうちょっといいところに越しなさいよ。そんでサービスの質も上げな!お茶ももうちょっと良いお茶を使うこと!あと、テーブルクロスも敷けるくらいの値段よ。安いテーブルはこの私に合わないわ!」
はぁー・・・はぁー・・・すっきりした。。。

 そのあとは、お茶屋に行こうと思った。お土産用にいいところがあって、去年もそのエリアを訪れた。まずは、『天仁茗茶』に入った。去年来たときにいたおじいちゃんはいなかったので、とっとと買おうとショーケースの前でじっくり考えていた。そして対応の悪い店員に買うお茶を告げて、購入した。でもけっこうお茶を買ったのに、袋がちっちゃくてビチビチになっていて腹立ったので、ちょっと意気込んで「小姐!有没有再大的袋子!〜ちょっと、おねーさん!もっと大きい袋ないの?!!」と言ってやって少しすっきりした。

 買い終わって次に、隣にある『全祥茶荘』に行った。ここは以外に良質のお茶をわりと買いやすい価格で売っている。特におすすめは、丸い透明のプラスチックに入って売っている、“高山茶” 115gで300元で売っている。このお茶は本当においしく、おみやげにも最適な感じよ。

 彼が台湾式のシャンプーをしたいと言っている。さっきからず〜〜っと気になっている。確かにガイドブックなどに書いてある。座ったまま水もつけないでそして泡を一適もたらさず気持ちいいシャンプーをしてくれてマッサージもしてくれて、終わったら最後にセットまでしてくれる。しかも値段は100元ちょっと(日本円で400円くらい)。

 入った。真っ先に「シャンプーしたいのよ!」と告げ、すると即座に席に案内され、間髪入れず肩や首のマッサージを始めた。あれ、、、日本と逆だ。日本だったら最後にマッサージをするのに・・・とちょっと驚いた。

 でもマッサージは半端じゃない。時間をかけてゆっくりともみほぐしていく。たっぷり時間をかけた後で、今度はおもむろにシャンプーを私の頭に少しずつかけて洗髪しだした。本に書いてあったようにこのシャンプーがまたすごい。けっこう力を入れて、念入りに洗っていく。というよりマッサージといった感じだ。シャンプーのついた手で首もマッサージしたりする。またこれが気持ちいい。泡が良いクッションになって痛くないし。。。約15分くらいかけてシャンプーして、ようやく洗い流す。

 洗い流して少し乾かしたあと、今度は美容師が来て好みを聞き、セットを始める。ちゃんとこれも時間をかけてやってくれた。たかだかシャンプーしかしていないのに、カパッとかぶる熱まで当てて髪を整えてくれる。私は熱かったので「うん、完璧完璧。OK!」と言い放ってやめてもらったくらいだ。これでぜ〜んぶでNT$120だ。とても安いし、リラクゼーションにもってこいだと思う。ぜひこれは試す価値があるだろう。

 そして、西門町へまたやってきた。やってきて早々、ジューススタンドで珍珠女乃茶(パールミルクティー)を買い、しばらく休んでこの街の人々を見ていた。本当に異国の人々の生活スタイルや恋愛を見ているのは楽しい。30分くらい椅子に座って見ていただろうか・・・。

 そのあと、一度ホテルに戻って休むことにした。そして何を食べようかということになり、一生懸命本を見て考えていたら四川料理がおいしそうだったので、そこに行くことにした。ここもやはりタクシーで5分くらいのところにあり、ボーリング場も隣接しているところだった。

 中に入ると、おや、思っていたよりゴージャスだわ・・・。席に通されてメニューを見ると・・・・・、きゃ〜〜、高いじゃな〜い!!でも考えてみると四川料理は高いのだ。香港でもそうだった。

 あと、メニューにおもしろいものが・・・。それは日本語でも書かれているんだけど、となり写真にある料理はエビと青菜の炒め物と書きたかったんだろうが、残念なことに「ユビと青菜の炒め物』と書かれていた。大笑いしてしまった。
 
 料理は“ユビと青菜の炒め物”と、麻婆豆腐、ザーサイと筍のスープ、四川風春雨、あと、とってもおいしい揚げパンみたいのをたのんだ。このパンらしきものが非常においしくてこの料理たちにとっても良く合う。

 ここの料理が高いのは食べているうちに納得できた。私たちのテーブルのすぐ後ろにぴったりとおばさんがついている。料理を運ぶ人が持ってきて、それをそのおばさんに渡してテーブルに置く。いわば、”私たち専属の給仕”だ。私たちは何一つやることがない。お茶もなくなる前に即座に注ぐし、料理は取り分け、取り分けた分を食べ終わったらどんどん料理を私の取り皿に入れてくれる。終始そのおばさんが私たちのテーブルから目を離すことはない。そういうのも入って、このお値段なんだろう。味はかなりおいしかった。一番おいしかったのは、なんといっても『ユビと青菜の炒め物”だろう。

 そしてMRTの駅に向かって士林の夜市へ行く。日曜日の9時、、、、、かなり怖かった。駅についてやはり予感は的中。ってここはいつも人がすごいところなのだけど、さすがにまいった。一通りお店を散策して裏道も散策してから屋台街に行った。そこは他以上にすごい人、もう立ち止まってられない。それに増して全てが料理。ここの気温は他と5度以上は違うだろう、と思うくらい暑い。

 なにか食べようかと思ったがそれどころじゃない。ここにいることだけですごいのだ。みんなよく平気な顔をして食べてられる。そしてゆっくりお店を物色している。私たちは今までで最短の1分でこの名物『士林美食街』を出た。
 それからちょっと落ち着いたところでパパイヤミルクを買ってゆ〜っくりゆ〜っくり飲んで気を休めた。今回の夜市散策はなんなんだろうと思うくらい、一番いいところを見ずにでてきた気がする。でもいっぱいCD屋で見て買ったし、服も買ったし〜、まぁ、一応クリアーって感じですわな。。

 またMRTでホテルに戻ることにした。少々疲れた身体を引きずって・・・
なんだかんだで帰ったのは12時過ぎだったけど、タイペイの夜はまだ終わらないことを考えたらちょいと惜しい。

 明日はいよいよ帰る日だ。でもフライトは午後の便。3時50分のフライトだ。今まで12時くらいで帰っていたので、フリーの時間が少しあると思うとうれしい。