〜Kiyoの通信談話室〜




さて、今回ははじめて読者からの質問や意見、そして私の見解なども載せたいと思う。
普段の趣旨とは違っている気もするが、めったにないことなので時にはこんなのもい
いと思う。なおこれから紹介するものは事前に読者からの承諾を得ている。ちなみに
文章の中の言葉や名称も若干変え、言葉遣いも私流に変えさせていただいているとこ
ろもある。
人の考えや疑問、悩みは様々で本当に興味深い。

***********************************
Aさん  女性20代

最近は結婚話が多くて淋しいです。みんな落ち着いてしまうのね、と思うと。
彼も最近私に結婚の話してきた。「Aは結婚する気あるの?」って。
そのときははぐらかしたけど、そのあとで「私は結婚がどうとかじゃなくて、
あなたとは一生恋人でいたい」と言った。さらにこんなことも言った。「極端な
話、お互い家庭もってもあなたとは恋人でいたい」と。

彼はよく意味がわかってなかった。うまくいえないけどなんか結婚がこわいとい
うか、女じゃなくなるような・・・
結婚ってなんなのかしら?
***********************************


そうねー、男と女は根本的に食い違ってくるのは仕方ないと思う。結果論はいっ
しょだと思う。最終的には一緒にいたいって思う気持ちはどちらにもあるし。
でも、そこに至るまでの経過とかその後の気持ちとかそういうところに差が生ま
れるのよね。

私は結婚が悪いなんて言うつもりはない。でも年ともにそれを意識するってのが
わからない。例えば山本譲二のように12年越しの恋愛で結婚が実ったという話
もあるし、6〜7年も付き合っていたのに別れてしまって、現在別の人と結婚し
てしまった中井貴一などもいるでしょ?

まわりがそうだから、私も俺もというのがいやだと思う。男は極端な話、自分の
ものにしたいという気持ちもあるのね。決してどこにも行かないいつでもいる誰
か・・・。本当にただ一緒にいたいだけだったら、恋愛はもっといろいろな方法
があるはずだと思うし。

それに、結婚が恐いってのも分かる気がする。私自身が勝手に思う恐いってのは
“奥さん“になってしまうこと。だんなが外で人に言うのは女でも彼女でもない
・・・、“奥さん”。これは当然のことなんだけどね。でも女はやっぱり結婚し
ても女でいたいって思うのよね。

結婚って年によってするものなんだろうか。その辺男も女も履き違えている人が
多いと私は思う。一緒にいたいというお互いの気持ちでそこに行き着くのはいい
けど、年齢や他のしがらみ(周りの圧力)で決めてしまうというのはあまりにも安
易な幸せに感じられる。最近はそういうのにとらわれないで素敵に生きている人
もたくさんいる。

でも、悪いことばかりじゃない。結婚という形をとって安定していると思うから、
大きな買い物もできたり、あれこれしようと思ったりする。関係が不安定だったら
できない、或いは思いつきもしないということも多々あると思うのね。
例えば一般的に言えば“家”、これはやっぱり生半可な気持ちじゃ買えないものだ
もん。幸せの形もいろいろあるから一言では言えないところもあるしね・・・

でも、冒頭に彼女が書いたようにこういう風に考えているAさんは素敵だと思う。
一緒にいたいと思う気持ち、それは世間で言えばそんなんじゃ幸せになれないとか、
ちゃんとした形式をとるべきと言う意見もあるかもしれない。

でも、形じゃなくてその人を愛してるという気持ち、それが一番素直な気持ちだと思う。
もっと彼女のような自然体な付き合い方ができる人たちが増えてくれたらと思う。私は
最初に書いた通り、結婚が悪いなんて少しも思っていない。ただ、それに意識を置き
過ぎていいつきあいをできていないひとが多いと感じるのだ。今結婚している方には
幸せな生活を継続していただきたいと思う。


**********************************
マリリンさん  25歳 秘書

くりびんVOL9の中で「等身大」というのを見つけて、ハッとした。
私にとってこの言葉「等身大」って人生の転機のひとつだった。
もう2年前になるかしら、等身大の私っていったいなんなのー!」って自分探しに
私塾に通ったんです。私塾っていうのは、俗に自己啓発セミナーと呼ばれるもの。

すこし前にマスコミでちょっと騒がれた、ミイラ化している遺体を治療中だとか
いってたヤツ。私の通っていたところと一緒にされちゃうと困っちゃうんだけれど、
グループ的には同類なんだろうなぁ・・・

当時23歳の私、スッゴク大きなトラブルとショックの中、自分を全否定しちゃ
ったんでしょうね・・・。私的にはとにかく精いっぱい頑張っているのに、い
つのまにか背伸びし過ぎている自分がいるんじゃないかって・・・だからといって、
じゃあ背伸びやーめた!っていうのは出来ない。だって、その背伸びの状態がごく
ごく普通なんですもの。本当の自分はなんなの?私の本質ってなんなの?というのが始まり。

「23歳の等身大の自分を探しに行こう!」ってテーマを決めて塾に行った。その塾
で得たことは確実に今の私があることに結びついている。まぁ塾に行ったからって、
人間変わるものではないんで、基本的にはなんに変わらないだけど、「背伸びして
いると思っている自分がいるんだわ」って自分のことを認めてあげることが大切。

それは例えば、オーバーウェイトした自分もやさしく受け入れてあげることだったり、
ただ、私の「生きる目的」って何なのかっていうのを肌で感じて認識できたことと、
自分の欲しい状態を手に入れるために、出来る全ての行動を取るというスタンスが出来
上がったこと。これらは自分がどんなつらい状況に陥っても、前向きに頑張るエナジー
になる。彼(お別れしたダーリン)とのトラブルの最中みたいな時に、さぁ、私に今で
きる最上の行動とは?って、落ち込んでた3秒後に切り替えちゃうところにあらわれ

ているみたい。まぁ「向上心」の強すぎる私に価値観の相違を感じて、彼の気持ちが
離れてしまったことを考えるととても複雑だけれど・・・行動パターンの選択肢を沢
山もつ心の訓練って、人間性に幅ができると思う。今は、考えついたら行動をおこし
て何かしらの結果をだすことにガムシャラなわけね、次は、どう持っていけば良い方
向へ結果を導けるかを見極めて行動をおこせるようになるのが理想。これってやっぱ
り自分に少しの余裕と幅がないとね。

キヨは「可能な限り等身大で生きている」
等身大とは
・今のままの自分
・本来その人が持っている自分自身(←特にこっち)
って言っているのを見てとっても新鮮でした。

***********************************


私は彼女に対してすごいバイタリティーを感じる。まず等身大の自分を考えるとい
うことは自分の生き方を真剣に見つめているということ。もちろん人にはいろんな
生き方があるし、あっていいと思う。でも、彼女のようにエネルギッシュに過ごし、
自分の方向を見いだしていくことに私はある感動すら覚える。

私の周りでこんな風に考えている人は少ないし、また真似のできないことだとも思う。
マリリンさんにはこれからもきらきらと輝いた生活を送ってもらいたいと思う。
長くなってしまったが、なるべくそのままの表現を使いたかったので掲載させて
もらいました。

たった二つでこんなに長くなってしまってごめんなさい。ほんとはもっとあるのだが、
とても書ききれないのでいずれまた機会があれば掲載したいと思っている。

次回は私の封印されてきたショッキングだった出来事をお届けしたいと思っている。
「えっ、この私が警察に・・・」というような出来事が・・・