人生の移り変わり part1





“ゲイ”、私がそれに気づいたのは4歳のときだ。これは私たちの世界でも非常に早い
ほうだと思う。しかし本当にゲイであることを自覚したわけではなく、単純に男の子が
好きということだった。その時“札幌幼稚園”のユリ組にいた私は夏ごろから同じユリ
組みの「高橋君」が妙に気にかかることに気づいた。

高橋君はユリ組のみならず、すみれ組でもトップの人気を誇っていた。その高橋君を好
きになった、さてどうしよう・・・ちょっと考えた私は真っ先にキスしようと考えた。
なぜそこに行き着くのかはさすがにもう憶えてないが、そう考えたのだ。
簡単な計画を練った私は体育館みたいなところに移動する日があってその日が最善だと
思い選んだ。

角に隠れて高橋が来るのを確認して、来たのを見計らって突然出て行き唇を奪った。
それが私のファーストキス・・・
次に恋をしたのが、小学校2年生のとき、やはり同じクラスのそごう君だ。まず名前で
好きになった。あの有名デパートと同じ名前をもつ彼に恋をした。次第に彼のことが
とても好きになって、この気持ちを伝えようと決心した。でもちょうど夏休みに入っ
たので休みが明けたら告げようと思った。2学期の始業式に気持ちの準備をして登校
していったら彼は来てなかった。すると先生はクラス全員にこう告げた。「そごう君
は夏休み中に引っ越して転校した」と・・・。夏休みに入る前から分かっていたそう
だが、あまりにもみんなと仲良くなったので言うのがいやだと先生に言っていたそうだ。

いつもと同じように楽しく無邪気な笑顔で笑っていた彼の顔を思い出すとなんか無性
にむなしかった。そんな風にしていった彼は確実に私の心から消えないものになって
しまっていた。情けない話だがそれから4年間私は恋ができなかった。何となく好き
にはなるのだが、それ以上はそごう君の顔がちらついて進むことができない。(小学
生が思うことではないが・・・)

次は6年生になったときだ。以前にも登場してきた「安本君」だ。そう、ともちゃん
にとられた安本・・・。これは前も話したがいやな思い出なので省略させてもらう。

さて、これからは中学生になったときのお話。私がつらい思いをしたまずはじめの年だ。
かなりディープなものも入ってくるが勘弁してもらいたい。(私にとっては挨拶のよう
なもんだが・・・。)
何をかくそう、私の初体験が中学1年のとき、13歳のときだ。そのころテレクラが流
行っていた。よく女友達といたずらで電話をかけてからかっていた。その時は声変わり
もしてなく体つきも対して変わらなかったので簡単にだませた。

しかし会おうという話になって会ったらそれだけで5,000円くれるっていう話だっ
たので会うことにした。ほんとにあの頃はお手軽に不純だった。
さっそく化粧して友達のママの服を借りて足がでかかったのでハイヒールのかかとをつ
ぶしながら履いて繰り出した。

それで会ってお茶をして車で移動というところで友達は猛ダッシュで逃げ出した。私は
どうしようもなく車に乗った。しばらくするとあれよあれよというまに左に旋回した。
なんとホテルに入ってしまったのだ・・・・・。

パート1はここまでにしておこうと思う。パート2ではゲイであることについての本当
の悔しさや絶望、またゲイに生まれてよかったとおもったことについてもお話したいと
思っています。いつも長くてごめんなさい!ついつい長くなっちゃうのよ〜〜〜。では
またパート2で・・・